便秘薬成分が含まれる処方薬・市販薬・お茶を解説
代表的な便秘薬
コーラックⅡ
新ビオフェルミン
S錠
便秘解消をサポート
おすすめのお茶
モリモリスリム
桃花スリム
便秘薬による辛い腹痛・何度も訪れる下痢に苦しんだことがある方も多いでしょう。便秘薬には刺激性と機械性があり、刺激を起こさずに出すことを目的としている「機械性」の薬について、解説していきます。
機械性の便秘薬には、以下のようなものがあります。
※ 水分量を同じぐらいに保とうとする働き。
水分不足の腸内の浸透圧を上げると、近くの組織から水分が集まり、腸内が潤うようになります。
名前には下剤とついていますが、それほど強力な効果はありません。浸潤性下剤以外は食品に含まれていることも多い成分であり、赤ちゃんや妊婦さんなど強い薬が飲めない方向けの便通改善薬としても親しまれています。
機械性の便秘薬は服用しても腹痛や下痢などの副作用は起こらず、長期間使い続けたからといって効果を感じにくくなることはありません。
もし、使ってみて満足できる効果があるようでしたら、機械性下剤に切り替えることをお勧めします。
ところが、機械性下剤では効果が感じられない方もいます。それは「刺激性下剤に慣れてしまった方」。薬剤による刺激なしでは腸が自分から動いてくれないため、便の量が増えた状態が余計に辛くなってしまうのです。
その場合はいきなり便秘薬のタイプを切り替えるのではなく、少しずつ刺激性下剤を減らしていくようにしましょう。他の下剤を服用中に別の下剤を飲むことはNGとされていますので、どのようなペースで飲んだら良いか、ドラッグストアの薬剤師さんなどに相談してみるとよいでしょう。
機械性下剤に共通して大切なモノは「水分量」です。お腹に溜まったカチカチの便に水分を含ませるためには、たっぷりの水分を摂取することが欠かせません。便秘薬を飲む際は大きめのコップ1杯のお水または、ぬるま湯(※)で飲み干しましょう。
※普段からの水分摂取も、便秘解消には大切です。
このとき、お茶やコーヒーはカフェインによる利尿作用で水分が出ていってしまいますし、ジュースは糖分や添加物が気になります。
水かぬるま湯、もしくは便秘の方のことを考えて配合されたお茶などを飲みましょう。
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