便秘薬成分が含まれる処方薬・市販薬・お茶を解説
代表的な便秘薬
コーラックⅡ
新ビオフェルミン
S錠
便秘解消をサポート
おすすめのお茶
モリモリスリム
桃花スリム
薬を使わず、お茶で優しく便秘解消!私達の身近なところで入手できる茶葉にも様々な便秘解消成分が配合されています。また、ごぼう茶や黒豆茶は自分で作る事もできますので、自分自身の健康のためにチャレンジしてみるのも楽しそうですね。
酵素が善玉菌を助け、悪玉菌の動きを抑える働きがあります。
もう一つ、重合カテキンと没食子酸(もっしょくしさん)という成分は腸内の悪い菌だけを殺菌し、ダイエット効果もあるとされる成分です。
また、デトックス効果が期待できる成分も入っています。
【製法】
加熱によって酸化発酵を緩めた緑茶を、コウジカビで発酵させると、プーアール熟茶に。
時間をかけて熟成させると、プーアール生茶となります。まだ若い茶葉は緑茶の味がしますが、発酵が進むに連れて風味が増していきます。
水溶性食物繊維がかなり豊富に配合されており、便を柔らかくスムーズに排出させるため、弛緩性・痙攣性の便秘、両方に効果あり。
ビタミンやミネラルも豊富で身体全体のバランスを整える役割も。
【製法】
一般的な茶葉ではなく、マテの葉や枝を乾燥して粉砕、生成したものです。
ゲニポシド酸が自律神経を刺激し、鈍った腸を活発にします(腸への刺激ではないので安全)。
ピノレジノールとジグルコサイドは血管を拡張し、血液の流れを良くすることで代謝を高め、消化吸収をスムーズにし便秘解消を促します。
デトックス効果も期待できます。飲んでから12時間~24時間後ぐらいに便意がやってきます。
【製法】
杜仲という木の新芽を使っています。作り方は緑茶などと同様です。
食物繊維が豊富に含まれており、高い便秘解消効果が期待できます。その他、高血圧や骨粗しょう症の予防・改善、ダイエット効果、目の疲れを軽減など多岐にわたる効果があります。
茶葉を使っておらずノンカフェインなので、妊婦さんや赤ちゃんでも身体に影響を及ぼさずに飲む事ができる優しいお茶です。
【製法】
炒った黒豆を煮出すだけ、とても簡単です。
こちらも食物繊維がたっぷり。水溶性・不溶性どちらも含まれているので、便を柔らかくする&カサを増やして物理的な刺激を与えるのに効果的です。
また、便秘解消に高い効果を発揮するといわれるオリゴ糖が入っており、腸内環境を良くする効果も期待できます。デトックス・コレステロール分解・美肌・冷え症改善などの効果も。
【製法】
炒ったごぼうを熱水で抽出したものです。
炭水化物が体内で分解される際に出るブドウ糖の吸収を抑制します。これらが腸にたどり着くと善玉菌のエサとなるため腸内環境が良化します。
また、腸にたどり着いたブドウ糖は食物繊維と同じように便を柔らかくし、カサを増す効果があります。
【製法】
熱帯地方に生息するガガイモ科の植物、ギムネマをお茶にしたもの。
たっぷりの水溶性食物繊維が腸内環境を改善。また、ビタミンCにも便を柔らかくする働きがあります。
ビタミン類はCに限らずかなり豊富に摂る事ができる上、鉄分・カルシウム・抗酸化物質も豊富なため美肌効果も期待大ですが、酸味と青臭さがやや気になる場合もあります。
【製法】
ローズヒップ(ハナマス、野イバラ、オールドローズなど)の実を乾燥させたものです。市販のものは、風味付けのためにハイビスカスなどがブレンドされることもあります。
上記のお茶ではどれを飲めば一番効果がありますか?とよく聞かれるのですが…私は、1種類のお茶ではなく、複数のお茶をバランスよく配合したブレンドティーをオススメしています。なぜなら、様々な便秘にアプローチできるからです。
例えば、腸内環境が悪化していることが原因なのに、食物繊維が主成分のお茶ばかりを飲んでいても、便秘解消までにはやや時間がかかってしまうでしょう。便量が少ないことが原因なのに、腸に善玉菌を増やすお茶ばかりを飲んでも、結局便通は毎日来ません。
自分はどのタイプの便秘なのか、きちんと把握していれば1種類のお茶でも問題ないかもしれませんが…とにかく出ない、出したい!という場合には様々な方向から便通をサポートするタイプのお茶が良いのです。1種類の茶葉ではややパワーが物足りないので、複数のお茶がブレンドされているものがオススメ。
ブレンド茶はそれぞれのお茶が持つ味のクセを軽減し、飲みやすい味に整えられている事が多いため、毎日続けやすいお茶といえるでしょう。
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