便秘薬成分が含まれる処方薬・市販薬・お茶を解説
代表的な便秘薬
コーラックⅡ
新ビオフェルミン
S錠
便秘解消をサポート
おすすめのお茶
モリモリスリム
桃花スリム
便秘薬には腸に刺激を加えるもの、便の量を増やすもの、便に水分を含ませるもの…など、様々なタイプが存在します。薬によって便秘解消まで期間や効果の強度がバラバラ、便秘のタイプによっては効果が出ない場合もあるので、自分の体質に合うか確認しましょう。
辛く苦しい便秘を早く解消したい気持ちはとてもよく分かります。ですが、便秘薬はどれでも飲めばスッキリ、とはいかないものなんですよ。市販の便秘薬をお使いの方は、まずどんな成分で排便を促しているのかをきちんと確認しましょう。
便秘薬といえばこのタイプが一般的。刺激性の便秘薬は習慣になりやすく、腸が刺激に慣れて効果がなくなってくるので、なるべく刺激にたよらず出せるように腸内環境を整えていくことをお勧めします。
大多数の市販薬に使われている成分で、大腸を直接刺激して腸の動きを活発にします。使い始めてすぐは高い効果が感じられますが、使い続けるうちに腸が刺激に慣れてしまい効果がなくなる&大腸メラノーシスという恐ろしい状態になるため、使用は短期間に留めましょう。
化学物質により大腸を刺激する、比較的新しいタイプの便秘薬。腸へ与えるダメージは少なめ。ぜん動運動を促すだけでなく水分が必要以上に奪われないようにしてくれる働きもある。アントラキノン系よりソフトな効き目の刺激性下剤です。
上記2つが大腸への直接刺激だったのに対し、こちらは小腸への刺激を行う下剤です。便秘以外にも、体内の毒素をなるべく早く排出したいときに用いられます。2時間程度で効果が出るので即効性も◎。飲用ではなく湿布やマッサージでも効果があります。
こちらは便秘薬の成分自体が腸を刺激することはありませんが、便自体に働きかけて水分を増やしたり、便の量を増やして物理的な刺激を加え、ぜん動運動を促します。穏やかで依存性が少ないのが特徴です。
寒天や小麦ふすまなどの食物繊維が水分をたっぷりと抱え込み、便に水分を含ませて柔らかくし、カサを増します。効き目は緩やかで即効性はありませんが、同時に水分の摂取量を増やすことで、より高い効果が得られます。
体内で生成された塩分の効果により浸透圧を上げて、周囲の組織から水分を腸内へ引き寄せるため、便が水分を含んで柔らかくなります。極めて低い確率ですが、「高マグネシウム血症」という症状になる場合があります。
塩類下剤と同じく浸透圧で便を柔らかくするものですが、こちらは体内では分解できない人工甘味料が使われています。腸内で善玉菌がこれらに働きかけると、悪玉菌が住みづらい腸内環境をつくることもできます。
界面活性剤が便の表面に働きかけ、水分や油分を吸収させてつるんと出るようにするタイプの下剤。副作用は少ないですが下剤としての効果は高くないため、刺激性下剤と併用する事が多いです。痙攣性便秘にオススメ。
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